セクシー宇宙

セクシーに生きる五人の人のこと

ハムレットのこと

こんにちは。

このブログは私がハムレット観劇後友人の家に行くまでの間に携帯のメモ帳機能に書いた感想です。

考察とかそういう賢いものはなくただひたすら私だけの感想です。内容に偏りがあるしそれはちがいます!!て思う方もいると思いますが私だけの感想なのでどうか薄目で見てばかだなぁと思ってくだされば嬉しいです。

 

 

ハムレットの人となりが本で読んだときには難しくて飲み込みきれなかった。本には顔がないし声もないし読み取るには少し難しい文面だったし私は想像力が人より足りない

 


動いて声がついて眉毛が上がって皮肉ぽく口角が上がり不機嫌に眉を寄せ呆れたようにため息をつき深く悲しみに肩を落とし苛立ちから肩を怒らせ狂い戯けて母に泣き憎しみに震えオーフェリアの冷たい体を愛おしそうに悲しそうにだきレアティーズに同情し悪戯ぽくホレイショーと笑いあって私のハムレットにシーンが変わるごとに命が吹き込まれた。

 


それでもまだどんな風に慕われてるか見えてこない。オーフェリアは父親の言葉にハムレットとの関係を案外潔く手放すし旧友はハムレットの背後というか背景を見てる。

ホレイショーはニコニコと笑ったり顔をしかめたりするだけで強く何かを反対をするような場面も少なく友と呼べても親友とまで呼べるかな?と思った。誰がハムレットの悲しみを理解してくれるんだろうと少し悲しかった。

 

けどそれは違って最後の最後にハムレットが死んでしまった後、死ぬには若すぎるハムレットのまだ暖かい体を抱きかかえたホレイショーが感情的に、初めて感情的に声を荒げハムレットの意を通そうとした時本当にちゃんと慕われて愛されて大切に思ってくれていたたった一人の理解者で親友だったんだとおもったら引くほど泣けた。

ホレイショーのハムレットを離さない強い手がハムレットを守って辛く苦しい復讐劇をただ一人救ってくれたように私は見えて本当に良かった、誰にも理解されず狂っておかしくなったワガママ王子じゃなくて良かった。

心優しい王子様、おやすみなさいと言ってくれる優しい存在がハムレットにあってよかった。

 


ふうまくんのハムレットは少し弱いと思う、多分。優しいというか弱い。復讐を強く誓って尊敬する父親の仇を打とうとするのにすごくいろんな葛藤を抱えてそれでいて潔癖できっと私にはわからんが信仰の流れもあるんだろうな、でも私それを今調べてあの舞台で観たハムレットに何か肉付けしようとは思わない。弱いから愛おしくて優しいから大好き

 


不機嫌な顔で本を読み嘲笑いかと思ったら無邪気に笑いあって最後は許して許されて復讐を果たしてそれで大切な人の小さな友人で心優しい王子様でそれでいいと思いました。

 


ありがとうございました。

カーテンコールが終わって立ち去る歩き姿がちゃんと今を生きている大好きな風磨くんでよかった。