セクシー宇宙

セクシーに生きる五人の人のこと

風isi?のこと

このブログは菊池風磨くんのソロコンサート風isI?のレポというよりはメモ書きみたいなものです。

ネタバレ要素しかありませんし文章は拙く読みにくいと思います。最後まで読む方が難しい気すらします。先に謝ります、お目汚しすいません。

 

ここから本編に対するストーリーの流れとわたしが感じたことです。

 

10年前死んだ菊池少年12歳。
死んだ理由は不思議と思い出せないけど12歳という若さで旅立つことになった菊池少年には後悔ばかり。
……たとえば女の子とキスをしたこともハグしたことも……手を繋いだこともない。
みるだけでもいい。生でビキニ姿を。この際バストのサイズはなんでも…。

 


そんな菊池少年に一つのチャンスが訪れる。
1日だけ。限られた時間与えられる命。
その命は10年後の22歳の姿になった風磨くんの体に。
一曲目but…で一人がけの椅子に座り気だるげに歌う風磨くんの体にふわふわ揺れる白い何かが注がれる。
得意げな自信ありげな笑顔を向けて体を腰を揺らしそこから始まる風isI?

 

12歳の頃…風磨少年の周りには6人の友達。
まだ皆考えも幼く将来の夢だってあやふやでただバカをやっては楽しく笑って。些細なことで喧嘩になっては簡単に仲直りできて…。
そんな彼らの夢のひとつ…いつか免許を取ったら車でみんなで海に行こう。代わる代わる運転して…かっこいい車、でかい車…どんなでもよくて。叶えられることのなかった夢…でも
22歳の風磨くんになら。22歳の仲間たちならもちろん叶えられる。みんなでオープンカーで海に行って…海辺をみんなで走って波にのまれて笑って。ただ楽しくて眩しい夏の1日を過ごす。それは新曲mylifeにのせて。

 

 

風磨くんの命の火は簡単に揺れる。楽しく熱く力強く燃えた次の瞬間にはもうグラグラと危うく何かのタイミングでふっと消えてしまうんじゃないかと思うくらいに揺れる。虚ろな目で操られるように何かに突き動かされるような足取りでいつか崩れ落ちてしまうように歌うrouge。切なくちぎれてしまいそうに歌う…more。…moreで歌う日常の何気ない幸せはもうどうあがいても風磨くんには手に入らないものでそれも叶えられなかった夢のひとつなんじゃないかと思う。

 

 

心電図がスクリーンに。
電子音と心電図の揺れが風磨くんの命を無機質に表す。
不意に風磨くんの息の詰まる声。
……命の時間が短いことに気づく。
数えきれない後悔や叶えたかった夢は一人で叶えるものではないこと。一人で叶えては無意味なことに気づく。
…まだやれる。願いが叶うなら後少し…伝えたい気持ちがまだある。
命を削った最期の風磨くんの姿。最後に言わなくてはならない言葉は感謝だった。20-Tw/Nty-…最低で最高な仲間たち、支えてくれた家族みんなにありがとうと。愛してるを。
そんな仲間たちに見送られれように乗る最終列車。憂鬱な明日も希望に溢れる未来ももうないから、ないけど伝えたかった思いは全部伝えたかった。
最後はみんなで記念撮影を。みんなの真ん中でバッチリポーズを決めたくしゃくしゃの笑顔の風磨くん。
スクリーンに映される出来上がった写真は風磨くんだけがそこにいない。

 

〜仲間たちの声。
変なんだ、風磨がいたような気がした。そんな1日を過ごしたよ、声がした気がした。アルバムに残らないあいつの笑い声も聞こえた気がした。風磨が今のおれらを見たらなんていうかな。
〜風磨くんの声。
もう一つ願いを叶えてください。
今日一日、みんなで過ごしたことをみんなの記憶から消してください。
永遠に生きるかのごとく夢を抱き、今日しぬかのように生きよ。

みんなには過去や後悔にとらわれず今を生きて欲しいから
最後に確認させて欲しい、
……風isI。

 

 

これまでが本編でした。楽しいシーンは本当に楽しくてミニゲームやコントは声が出るくらい面白かった。
その分しっかりと見せるシーンは息が詰まって胸が締め付けられ、歌詞の一つ一つが物語のピースになってるように感じた。


儚い笑顔も

揺れる命の火も

力強い歌声も

時には普段より小さく見える背中も…

22歳の風磨くんが生きる今を伝えてくれてたとおもう。

 

アンコールはただ明るくてすごく楽しくて風磨くんの心臓の音をみんなにもう一度聞かせてくれたように感じた。ちゃんと生きてるよって。
また遊ぼうねで締めくくられた風磨くんのコンサート。今を生きる。

 

 

選曲のセンスがすごく良かったとか歌がうまかった、ダンスがすてきだった、ジュニアに向ける笑顔が優しかった…そういう具体的な感想はもうなんか感情がおいつかず今はでてこなくて。
とりあえず今はこの日のことをずっと覚えていようってそればっかり思うそんなコンサートでした。